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クリスマスマーケット2016

先週あたりから市内のあちこちにイルミネーションが灯りはじめ、恒例のクリスマスマーケットも始まって、いよいよ年の瀬ってカンジになってきた。

昨年の今頃はパリ同時テロの影響で色々と控えめだった反動か、今年はイルミネーションなども一新されて、なんだかヤル気を感じさせるクリスマスシーズンである。以前のイルミネーションは白色(&青色)LEDばっかりで、煌々と明るい割りには寒々しい印象だったが、今年は電球色が多用されるようになって、温かみを感じさせるものが増えた。
グランプラスのクリスマスツリーも、ご覧の通りの電球色である。

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しかし、陽が暮れてから30分ごとに行われるライトショウは年々つまらなくなる一方で、今年も音楽に合わせてライトの色を様々に変えるだけで、ほとんどディスコの照明と変わりがない。たぶんそのせいだろう、ライトショウが行われている最中にも、グランプラスを出ていく人の流れが絶えず、足を止めて最初から最後まで見る人は少なくなっているようだ。

その一方で、クリスマスマーケットのメイン会場に近い聖カトリーヌ教会では、今年は音楽に合わせて正面のファサードにスライドを投影するショウを始め、おおいに人気を呼んでいる。で、その音楽とスライドというのが、なんと日本風なのである。

聖カトリーヌ教会前の広場は、毎年テーマを決めて特定の国や地域にちなんだ出店が出るのだが、そういえば今年は「日本・ベルギー国交150周年」で、夏のフラワーカーペットがそうだったように、聖カトリーヌ教会前も日本がテーマになっているらしい。
そう思いあたって見回せば、周囲の屋台ではヤキトリ・ラーメン・たこ焼きなんかを売っている。ただし、メチャ高い。ヤキトリたったの2本で5ユーロなんて、いくらお祭りでも高すぎだろ! 実際、人が多いワリに、あんまり売れてなさそうだった。

しかしショウは大人気である。スライド映像は、教会のファサードの構造を巧みに利用したデザインで、入り口のアーチの中に釣鐘が収まっているように見せたり、二つの塔のてっぺんから滝が流れ落ちてくるようなダイナミックな映像になったりで、飽きさせない。圧巻は、塔から流れ落ちた滝の水がたまってうねり始め、やがて北斎の『神奈川沖浪裏』みたいな大波が、ドッパーンとファサードを覆い尽くすシーン。
残念ながら、カメラを構えるのが遅すぎたため、波の場面は撮れなかった。下はショウの終わり近くの映像。

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写真では分かりにくいけど、向かって左側の塔に見える赤と白の映像は東京タワーである。
ま、近いうちにもう一度見に行こうと思っているので、巧く撮れたら大波の画像に差し替えることにするけどね(予定は未定)。

ところで、今年から新たに導入された飲食屋台のシステムが、地味だけど感心させられる。
去年までホット・ワインなどの飲み物のコップは、それぞれの屋台が独自に紙コップや発泡スチロール製のものを用意して、使い捨てにしていたが、今年からはプラスチック製のしっかりしたコップを全店共通で使うようになった。屋台はどこでも飲み物代にコップ代1ユーロを上乗せして売り、お客の方は飲み終わった後のコップを捨てずに手近な屋台(買ったのと別の屋台でもOK)へ返しに行けば、上乗せされたコップ代1ユーロを返してもらえるという仕組み。これによって、毎年クリスマスマーケットから出ていた大量のゴミを減らそうという狙いだ。
もちろん、新しいシステムを知らずにか、返しに行くのを億劫がってか、相変わらず飲み終わった後のコップをゴミ入れに投げ込んでいくお客は多い。しかし、それらのコップが1個につき1ユーロのお金に換金できるとあって、ジプシーやホームレスが捨てられたものを片っ端から集めていくので(彼らにとっては、かなり割のいい仕事らしい:笑)、コップはほぼ100パーセント屋台に回収され、ゴミは確実に減っていると思われる。
コップ回収のアイディア自体はスウェーデンかどこかの真似らしいが、高い回収率の実現にジプシーやホームレスが一役買うというのは、人種の吹き溜まりのようなブリュッセルならではかも知れない。

最後に、クリスマスマーケットからの帰り道、グランプラス近くのサン・ジャン広場に、こんなものが置かれていた。

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刻々と色が変わる羽根と、輪っかのイルミネーション。光る輪っかの下に立てば、誰でも天使になれるというワケ(笑) こんなの、去年はなかったから、今年から新たにお目見えした物のひとつだろう。せっかくなので夫に写真を撮ってもらった。羽根がけっこう大きいので、セルフィーだと入りきらないかも。
この広場には、こういうのが6つぐらい置かれている。輪っかの高さがそれぞれ違うので、自分の身長に合うものを選ぶことができる。このときも私の他に数人、嬉しそうに写真を撮り合っている人々がいて、なかなか人気があるようだった。
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