ツートンカラーの森

4月半ば。日本の桜より少し遅れて、こちらではいよいよブルーベルの季節が始まった。
毎年この時期になると、ソワソワしてしまう。このところ毎日のように名所ハルの森の情報サイトと天気予報をチェックしながら、いつ行こうかと考えて過ごしていたのだが、今年はどうやら例年よりも少し開花が早いようで、ウッドアネモネの白と競い合うように青紫の花が咲き広がっているという。

そんなわけで、昨日の朝5時に起きて、夫と一緒にハルの森へ行ってきた。

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森に着いたのは、午前6時30分。朝早い上に、やや曇り空だったこともあって、森の中には誰もいない。まさに一番乗りである。夜の間は雨が降っていたようで、ひんやりと湿り気を帯びた空気の中に花の甘い香りが満ちている。日差しのない、やや薄暗い森の中で、一面の花がぼんやりと浮かんで見える。まるで地面が青紫の霞に覆われているようで、白昼よりもはるかに幻想的で美しい。早起きした甲斐があった。

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これまでは毎年ブルーベル一色になった頃に来ていたのだが、今年はまだ白いウッドアネモネが花盛りで、ブルーベルの青の中に白い花の集団があちこちに見える。おかげで今回はブルー・カーペットというより、白と青のツートンカラー・カーペットを見ることができた。

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一面のブルーもいいけれど、こんな風にまだらになってるのも美しい。今年は希少な風景を見ることができて大満足である。

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よく見ると、それぞれの花穂に雨の滴が残っている。これで陽が射したら、きっとキラキラ輝いてまた別の美しさが見られたかも知れない。でも写真を撮るには、あまり陽射しが強くないほうがいいので、今回はむしろ撮影日和だったと言える。実際、午前8時すぎぐらいになると、我々のほかにもカメラを抱えた人々の姿をちらほら見かけるようになった。

今年のハルの森は今でも充分に美しいけど、少し谷になっている場所の斜面では、まだまだ蕾のままのブルーベルもたくさんあって、これから2週間ぐらい見ごろが続きそうである。てなわけで来週あたり、今度は白いアネモネが終わりかけて一面ブルーになった頃に、もう一度行ってみようと思っている。
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2 Comments

いん子 says..."きれい!"
ブルーベルもウッドアネモネも見たことがないのでネットで調べました。
とても綺麗ですね。
自然を満喫されているのを見ると、ほっとします。
2016.04.22 11:57 | URL | #ZtIHjH4g [edit]
AngieBXL says..."日本にはない花ですよね"
「ウッドアネモネ」というのは、英語での表記をそのままカタカナにしただけなんですが、調べてみるとヨーロッパにしか自生してない花なんですね。北米にも同じ名前の花があるようですが、別の品種らしいです。日本の植物ではミヤマキンポウゲが(色は違いますが)似ている気がします。
ブルーベルもグレートブリテン島や北ヨーロッパの一部にしか自生してないようで、こんな風に一面に咲きそろっている風景は、他ではなかなか見られないそうです。

でも「他では見られない」と言えば、日本の桜もそうですよね。こちらでも所々に桜の木がポツポツ植えてあったりはするんですが、あたり一面に薄紅の靄がかかったようなあの風景は、日本でなければ見ることができません。何年か前、久しぶりに帰国して満開の桜を見た時は、奇跡のようだと思いました。
2016.04.22 13:51 | URL | #- [edit]

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