外国語の濫用を駆逐せよ!

ロシアではいま、必要以上に外国語の単語が氾濫しているらしい。同じ意味のロシア語の単語があるのに、わざわざ英語やフランス語などの単語を使って話したり、文章でもそうした外国単語を発音ベースでキリル文字転写して使ったり…
なんだか、どこかで聞いたような話だ。

そんな中、ロシア国会では最近になって、テレビやラジオなどで必要以上に外国語の単語を濫用した場合、罰金を科するという法案が提出され、かなりの賛同を得ているらしい。それによってロシア語を不必要な外来語の浸食から守ろうという試みである。なかなか過激なアイディアだが、実はこれ、ロシアのオリジナルではない。最初にこういう措置を取ったのはフランスで、これがまた実際に効果を上げているのだな。

例えば、全世界共通でも仕方がないと思えるようなコンピューター用語ですら、フランスは頑なに自国語で通している。「コンピューター」は"ordinateur"だし、プリントは"impression"、OSつまりオペレーティングシステムだって"systeme d'exploitation"だから、ほんとにフランス語を知らないと全然チンプンカンプンである。ここまで徹底するとはさすがフランス人、了見狭すぎって気もするが、とにかく母国語で言い表せるものは安易に英単語で置き換えたりしない、という姿勢だけは見上げたものである。

で、ロシアでもこれを見習って、安易な外国語の濫用を法律で規制しようという話になっているらしい。

ちなみに具体的にはどんな単語が槍玉にあがっているのか調べてみたところ
Дилер(ディーラー)、Бутик(ブティック)、Менеджер(マネージャー)、Сингл(シングル※歌謡曲などの)、Бизнес-ланч(ビジネスランチ)、Перформанс(パフォーマンス)、Интерфейс(インターフェイス)などなど…
日本で濫用されているカタカナ語に比べたら、このぐらい全然…と思うような単語ばかりだが、カタカナという表記体系によって外国語であることを認知できる日本語と違って、ロシア語の場合はぜんぶキリル文字表記になるから、こういうのが文章に頻繁に紛れ込んでくると、たしかに分かりにくいこと甚だしいだろうと思う。
また、この程度の時点から手を打たないと、あっという間に収集がつかなくなるのかもしれない。

思えば、今の日本語はまさに「収集がつかなくなっている」状態のような気がする。このニュースを聞いたときは、日本でも同じようにすればいいのに…と思ったのだが、今さらテレビやラジオのカタカナ語を規制しようと思っても、どこまでが許容範囲で、どこからが「必要以上の濫用」になるのかという線引きが、もはやできなくなってる気がする。
とはいえ、国会議員なんかが記者会見で、いかにも「最近おぼえました」って感じのカタカナ語を自慢げに使ったりするのは、さすがに罰金とっていいんじゃないですかね…?
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2 Comments

通りすがり says...""
コンセンサス、コンプライアンス、コンスタント、コントロバーシー。

罰金ですね。これはひどい。
2014.06.24 06:14 | URL | #- [edit]
AngieBXL says..."ようこそ"
通りすがりさん、ご訪問ありがとうございます。コメントをいただいていた事にずっと気づかず、お返事が遅くなってすみませんでした。

それって政治家の発言ですか? だとしたら、一般の人たちに自分の見解を理解してもらうのが第一だってことを、完全に忘れてますよね。思いっきり罰金ふんだくって正解でしょう。
2014.07.11 09:52 | URL | #- [edit]

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