王様が変わったから…か?

今年もまたラーケンの王宮温室が一般公開されている。
昨年すっかり夜の部に魅せられたので、この週末に夜の部へ行ってきた。例によって入場しめ切り間際を狙って夜9時ごろに出発したのだが、この日は家を出たとたんに予定外の大スペクタクル! なんとも美しい夕暮れ空が広がっていたのである。
道行く人々がことごとく足を止めて空を見上げ、カメラを向けていた。我々もトラム停まで歩く道々いっぱい写真を撮ったので、王宮温室とは関係ないが、ちょっぴり載せてみる。

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↑ トラム通りからサブロン方向を眺めたところ

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↑ 夕空に浮かぶ最高裁判所のシルエット

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↑ ロワイヤル広場からグランプラス方向をのぞむ

陽が沈んでゆくにつれ、刻々と(ホントに分刻みで)空や雲の色が変わっていく。あのビミョーな色合いを写真で再現するのは難しい…というか、ハッキリいって不可能である(涙)。実物はこれらの写真よりも、もっともっと美しかった。あまりの美しさに、王様んちに行くのを取りやめて夕空見物しようかと思ったぐらいだ。
しかしとりあえず初心貫徹ということで、我々はトラムに乗ってラーケンの王宮温室へ向かった。

さて。
その王宮温室であるが、今年はわずかに見学ルートが変わっていた。例年はまず椿の廊下を抜けて最大の円形温室(リンク先画像は昼間)へ入り、それから庭園の方へ出るというルートなのだが、今年は入場するとすぐに Serre du Théâtre(劇場温室とでも訳せばいいのだろうか)と呼ばれる小さな建物を抜けて庭園の方へ出るようになっていた。
まあ、Serre du Théâtre は今まで見たことがなかったので、これはこれで収穫ではある。

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上の写真は Serre du Théâtre の内部。ものの本によれば、普段はこの中にも椿の植えられたコンテナががたくさん置いてあるらしいのだが、今はガランとしている。もしかして暖冬のせいで、今年は椿の花が公開前に終わってしまったのだろうか。それで椿の廊下を通さずに、空っぽの Serre du Théâtre からいきなり屋外に出るルートに変更されたのかも知れない。

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こちらは屋外に出てから撮影した Serre du Théâtre の外観。ここから庭園の歩道をたどって、いちばん奥の温室までてくてく歩くことになる。

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↑ その歩道から、円形温室のクーポルをみたところ。巨大なUFOが着陸しているみたいだ…。
夜の部もこのぐらいの時刻になると外はほぼ真っ暗で、歩道を歩きながらイギリス庭園の眺めを楽しむことはできない。だから、とっとと歩いて奥の温室に入ればいいのだが、この日も例の二眼レフを持っていった私は、実験も兼ねて、昨年のような闇に浮かぶ温室の絵をモノクロで撮ろうとバルブ撮影なんかしてたもんだから、すっかり時間をくってしまった。
これがどうやら間違いだった

屋外で時間をくっている間に、我々の前後にはすっかり人影がなくなっていたのだが、奥の温室に入ってしばらくすると私服の男性がひとり入ってきて、我々の後についた。で、私がカメラを構えるたびに、この人が背後でピタッと足をとめて待っているのだ。気になって仕方がないので「先にお通りください」と声をかけたところ「いや、私は最後を確認しなければならないので」と言われて、ようやく我々夫婦が最後尾になっていることに気がついた。
それにしても、以前は制服姿の警備員が2~3人で最後を歩いていたように思う。また最終見学者であっても、そんなに退出を急かされないというか、まあ逆戻りはさせてもらえないにしても写真はゆっくり撮らせてもらえた。少なくとも写真を撮っている間、警備の人たちはプレッシャーを感じさせない距離を置いてプラプラしながら待っててくれたのだ。
ところが今年の「私服」は違う。まあ露骨に急かすことはしないが、写真を撮ろうとすると、すぐ後ろでピタッと止まって仁王立ちするので、ものすごいプレッシャーを感じて撮影しづらい。おかげで奥の温室に入ってからはほとんど足を止めることなく、わずか10分ぐらいで出口まで来てしまった。

時計を見たら、午後10時32分。入場してから40分ほど経過してはいたが、外の暗闇で費やした時間がほとんどで、温室の中は流して歩いて終わりになってしまった。やれやれ、何しに来たのやら…。
しかし、最終見学者になってあんなプレッシャーをかけられたのは初めてだ。そういえば、追い出しかけるのも早くなったような気がする。そういや去年、王様が変わったんだよね。新しい王様になって、方針が変わったんだろうか…? 入場をしめ切ると同時に中の見学者も追い出すことになったのか…? 
まあ、この日は単純に入場者が少なかったせいなのかも知れないが、今年はちょっと去年と雰囲気が違っている(気がする)。…穿ちすぎかなぁ…???

ともあれ、こんなことなら温室行きを取りやめて、夕暮れ空を眺めていた方が良かったかも。温室は天候に関係なく同じコンディションに保たれているが、あんな夕空は次にいつ見られるか分からないよなぁ…と、今さらながら少し後悔している…
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